ネットカフェの生活費用や、住所がなくても住民税を払う必要があるのかなど、不安や疑問を抱えている方も多いでしょう。
家もお金もない状況は日々の生活をしのぐだけで精一杯 で、ネットカフェ生活から抜け出す方法まで考える余裕がなくなります。
筆者結論から言いますと、住まいもお金もない状態からでも、ネットカフェ生活からは抜け出すことは可能です。
私は約1年ネットカフェや車中泊で生活を送ってきて、実際に生活保護を受けホームレスから抜け出すことができました。
筆者もっと早くに福祉に相談できていれば、こんなに苦労はしなかったと思います。
本記事では、私の実体験をもとに以下の3点を解説します。
- ネットカフェ生活費の内訳や住民税はくら?
- 私がネットカフェ生活から抜け出した方法
- なぜネットカフェ難民が増えているのか?
本記事では隠し事なく、赤裸々に私の体験談を書きました。
この記事が皆さんの、安定した生活を取り戻すためのヒントとなれば幸いです。
ネカフェ難民時、一日の生活費はいくら?住民税はかかる?

ネットカフェで暮らすと、一日の生活費は意外とかさみます。 ネットカフェの利用料、食費や入浴代は毎日かかる最低限の出費です。さらに洗濯代や日用品代、スマホ代や交通費なども重なり、少ない収入の中では大きな負担になります。
また、住む家がなくても住民税がかかる場合があるので注意が必要です。ここでは1日あたりの出費と住民税について詳しく説明します。
ネットカフェ利用料金
1日の生活費の中で大きな割合を占めるのが、ネットカフェの利用料金です。
1泊8時間で1,500円〜3,000円ほどが目安ですが、鍵付き個室を選ぶと2,500円以上かかる場合もあります。さらに、利用時間を超えると延長料金が上乗せされるため注意が必要です。
初めて使う店舗では、会員登録料やタオル代、食事代などが別にかかる場合もあります。
私がネットカフェ生活をしていた当時、個室タイプは6時間で約1,500円の利用料で、延長も含めると1か月約6万円でした。
ネットカフェを毎日利用すると、1か月で6万円〜10万円ほどになる可能性があり、安いアパートの家賃と大きく変わらない金額になります。
食費
ネットカフェ内で食事を頼むと1食600円~1,000円程度は必要となり割高です。
私は当時、朝はネットカフェ内にあるフリードリンクのコーヒーだけでした。
昼や夜によく利用していたのは19時以降の時間帯に半額以下になるスーパーの弁当で、1日約1,000円で1か月3万円〜3万5,000円ほどに抑えていました。
筆者健康の面からも、できる限りコンビニよりスーパーの弁当が良いという思いもありました。
しかし、食費を抑えるのは限界があり、疲れや空腹から食事量が増える時もあります。
ネットカフェ生活は自炊ができる環境が限られており、外食や弁当に頼る場面が多くなりがちです 。1日3食を外食やコンビニ・スーパーの弁当で済ませる場合、食費は安く抑えても一定の金額になります。
筆者節約を心がけた場合の目安は、以下のとおりです。
| 1日の食費 | 1,300円〜1,800円 |
|---|---|
| 1か月の食費 | 約4万円〜5万5,000円 |
一方で、節約をあまり意識しない場合は、1日2,000円〜3,000円を超える日もあります。
その場合、1か月の食費は6万5,000円〜7万5,000円前後まで膨らむ可能性があります。
シャワー・入浴代
筆者私が利用していたネットカフェは、入店時の基本料金だけでシャワーを使えました。
タオルも無料で借りられたため入浴費を抑えられました。 ただし、シャワーの料金体系は店舗によって異なります。
主なパターンは、次の3つです。
- 席代に含まれていて、追加料金なしで使える
- 席代とは別に、1回300円〜500円ほどかかる
- 席を使わず、シャワーだけ短時間利用できる
数は多くありませんが 、大浴場や湯船が完備されたネットカフェもあります。
私の場合、ネットカフェで寝泊まりをしていた時期の職場が温浴施設内にあり、無料で入浴ができる環境でした。毎日積み重なると大きな出費なので、シャワー代・入浴代がかからなかったのは恵まれていたと思います。
住民税
住居がなくネットカフェで暮らしている場合でも、住民税がかかる場合があります。
住民税がかかる主な条件は以下のとおりです。
- 1月1日時点で日本国内に住所がある
- 前年の所得が一定額を超えている
- 単身者の場合、給与収入が110万円を超えている
住民税を放置すると延滞金が上乗せされ、給料や財産の差し押さえにつながります。
筆者納付が難しい場合でも、自治体への連絡を避けないようにしましょう。
注意すべき点は以下のとおりです。
- 住民票を実家などに残していると、その自治体から通知が届く
- 今の収入が少なくても、前年の所得をもとに請求される場合がある
- 納税通知書が届かないときは、自分から役所へ確認をとる
- 払えないときは、放置せず減免や分納を早めに相談する
自分の住民票がどこにあるかを把握しておきましょう。
家庭への生活費
私がネットカフェ生活をしていた当時は、妻と別居中でした。
そのため、いちばんの優先は家庭への生活費です。 家庭への生活費を支払ったあと、残ったお金で自分の宿泊費や食費をまかなっていました。
ネットカフェでは6時間パックを利用して1泊およそ1,500円、延長料金も積み重なると1か月の宿泊費は4万5,000円前後です。
働けていた時はよかったのですが、心身の不調で思うように働けなくなってきたので、徐々にネットカフェの利用も減らしていきました。
筆者徐々に働けなくなってきた頃の、私の主な支出です。
| 家庭への生活費 | 約10万円 |
|---|---|
| 食費 | 3万~4万円 |
| ガソリン代 | 約1万5,000円 |
| ネットカフェ代 | 1万2,000~3万円 |
少ない収入から支払いを続けると、貯金するお金はほとんど残りません。それでも、家庭への生活費の支払いはできる限り続けていました。
その後、痛めていた箇所が悪化し、精神的な不調も重なりました。働くことが難しくなってほとんど収入がなくなり、最終的には家庭へ生活費を入れることもできなくなったのです。
筆者がネカフェ難民から抜け出した方法

私がネカフェ難民から抜け出せられたのは「もう自力で生活をするのは難しい」と状況を認めたことがきっかけでした。
筆者自分の状況を認めて知人や福祉事務所に相談した結果、その後の治療や生活保護の申請につながりました。
私はネットカフェから車生活へ移らないといけないほど追い込まれていても、少しずつ生活を立て直せられたのです。
ここでは、生活の限界に気づいてから相談、申請、家族との和解に至るまでの流れを、当時の本音とともに振り返ります。
ネカフェ生活の費用が限界だと気づいた

結婚生活をしていたアパートを出てから約8カ月間、ネットカフェ生活を経験しました。
筆者一時的に利用するつもりが、さまざまな事情が重なったのです。
個人事業主として整体業を営んでいましたが、痛めていた体のある箇所が悪化して思うように働けなくなっていました。
ネットカフェ生活は屋内で過ごせるため安心感はありますが、不安定な収入では毎日の出費が大きな負担になります。
それでも自分から家を出たという責任感から、家族には可能な限りの生活費を入れていました。
当時、責任感と申し訳なさに押しつぶされそうになりながら「自分が何とかしなければ」と我慢していたのです。
筆者この時点で、自分の生活と精神状態を維持するのは限界に近いのは気付いていました。
しかし我慢を続けた結果、精神的な不調につながり仕事に行けなくなりました。
生活費が払えない、体調が悪く働けない時点でもう少し早く「この生活は続けられない」というあきらめが必要だったのかもしれません。
見栄を張らずに知人や行政に相談、早めに助けを求めていれば少しでも早くネカフェ難民から抜け出せたと今なら思います。
収入がなくなり車中泊生活をしながら生活をつないだ

肉体的にも精神的にも限界で、仕事を続けられなくなりました。本業からの収入がほぼなくなり、入ってくるのはごくわずかな権利収入だけです。
車中泊生活になってからの不安はさらに大きかったです。
「明日の食費はあるか」「ガソリン代を払えるのか」「体調が戻らなければどうなるのか」答えの出ない問いに時間だけが過ぎていく焦りを感じる日々でした。
それでも海や山、人混みの中へ車を走らせて、気持ちをリフレッシュさせて将来を思い描いていました。
人生をあきらめない気持ちは、心の片隅に持ち続けようと決めていたからです。
筆者しかし、あきらめない気持ちと心の不調の間に挟まれて身動きが取れない状態が続きました。
今振り返ると、一人で抱え込みすぎていたと思います。
解決の方向性はわからないけれど、とりあえず収入を得る必要に迫られている、そんな現実に怯えているだけでした 。
住む場所も収入も失った状態は、自力だけで解決するのはかなり難しいです。もっと早く誰かにどこかに相談して、第三者の力を借りるべきでした。
体の不調を知人に相談し治療を受けた

車での生活は姿勢にも悪影響で、腰や関節の痛みはさらに悪化していました。
筆者この頃に転機になったのが知人への相談でした。
結果、知人は状況を否定せずに受け止めてくれて、まずは体を治すことを優先したほうがよいと助言してくれました。話していくうちにひとりで抱え込んでいた気持ちが軽くなっていった感覚を、今でも鮮明に覚えています。
筆者生活保護の申請に対する私の認識を変えてくれたのは、この時の知人との会話です。
さらに、整形外科やメンタルクリニック、治療院に通えるよう治療費の面でも支えてくれました。
治療を続けるうちに精神的な不調は少しずつ回復して、仕事に対する意欲が少しずつよみがえってきたのがこの時期です。
相談すれば、支えてくれる存在に出会えることもあります。
自分の中にこもり続けるのがいちばん遠回りだと知人を通して教わりました。
福祉事務所に相談、可能な範囲で仕事をはじめる

知人から話を聞くまで、生活保護に対して抵抗がありました。
自分で家を出たのだから最後まで自分でなんとかするべきだと思っていたからです。
生活保護を受けるのは負けだと本気で思っていました。
体の不調で仕事ができず収入もなく、賃貸を借りられない状態でもなお「もう少し頑張れば変われる」と思い込もうとしていました。
現実は、車生活を続けるだけで精一杯で何を頑張ればよいのかわからず、お金の不安も頭から離れなかったのを覚えています。
筆者福祉事務所で生活保護について相談したとき、職員の方から改めて制度の説明を受けました。
制度を正しく知らないまま持っていた抵抗感だったと納得できたのも大きな経験です。
治療を続けていくうちに少しずつ痛みも緩和されてきました。以前のようにはまだ動けないけれど、無理のない程度に仕事を再開できたのは嬉しかったです。
知人に話をしたのをきっかけに福祉事務所で相談もできました。同じ時期に体調が少しずつ回復してきて感じた前向きな気持ちが、今も忘れられません。
生活保護を申請し母と和解をした

生活保護を申請して住まいも確保して少しずつ生活を立て直し始めた頃、長いあいだ関係が悪くなっていた母ときちんと向き合いました。
さまざまな行き違いから扶養照会も断られています。アパートを出てから約1年間、母とは連絡も取らず顔も合わせませんでした。
しかし、言いたかったことや素直な気持ちやこれまでの経緯を、会って時間をかけて伝えました。
母は、私の話を責めることなく聞いてくれて、母も自分の抱えていた思いや私に伝えたかったことを話してくれました。最後に伝えてくれた「私はいつでも遠くから見守っているから」その言葉は、私にとって何より心強く嬉しかったです。
筆者その後、母は亡くなるまで私の一番の応援者でいてくれました。
未来に向き合えるようになったのは、ただ信じて見守り続けてくれる大切な人の存在です。今振り返ると母との関係を修復することに、もっと早く向き合えばよかったと思います。
自分が苦しい状況にいるときは、心にも時間にも余裕がなくなります。それでも今振り返ると、「大切な人や大切なことほど後回しにしない」ことが大切だと感じました。
初期費用や保証人がおらず、ネカフェ難民が増えている現実

家を失い、ネットカフェで寝泊まりするネカフェ難民は、全国で約5,400人と推計されています。
背景にあるのは、失業や退職により家賃を払えなくなったり、寮を出る必要が生じたりする事情です。仕事と住まいを同時に失うと、生活を立て直す負担は重くなります。
ネットカフェで生活を続けるには、宿泊費だけでなく食費、洗濯代、日用品代も必要です。
筆者1泊1,500〜3,500円ほどでも、毎日利用すれば1か月で6万〜10万円ほどになります。
収入が不安定な状態では、賃貸契約に必要な初期費用を貯めにくくなります。
賃貸に移れない主な理由は、以下のとおりです。
- 敷金、礼金などの初期費用を貯められない
- 不安定な雇用状態で家賃を払い続ける安定収入がない
- 保証人や緊急連絡先を用意できない
ネットカフェで生活している人のなかには、家族と疎遠になっていたり、頼れる親族が近くにいなかったりする人もいます。賃貸契約では、保証会社の審査を受けたり帯保証人や緊急連絡先を求められたりする場合があるため、入居審査で不利になるおそれもあります。
ネカフェ難民は生活保護をうけられる?

ネカフェ難民でも、生活保護を受けられます。
収入が最低生活費を下回り要件を満たしていれば、住居がなくても対象になります。
相談・申請の窓口は、今いる地域を管轄する福祉事務所です。生活に困っている場合は早い段階で相談しましょう。
筆者ネットカフェ生活が長引くと、睡眠不足や栄養不足、不安から判断力が落ちやすくなります。
「まだ何とかなる」と我慢を続けるうちに冷静に考える余裕がなくなり、役所へ相談に行く気力さえ失うおそれがあります。
体調を崩して働けなくなれば仕事探しや住まい探しもできません。
また、ネットカフェ代やスマホ代、保険料などが重なって借金や滞納が膨らむと、立て直すまでに時間がかかります。このままでは危ないと感じた段階で、生活保護の相談をしましょう。
一人で窓口に向かうのが不安な方や、制度や必要書類が複雑で相談・申請が難しいと感じる方は、申請をサポートしてくれるサービスを利用するのがおすすめです。無料で利用できるところが多いです。
ネカフェ生活から抜け出したい方は「生活保護支援相談所リサーチ」へご相談ください

私自身、ネットカフェや車で生活していた頃は全てのことに不安ばかりでした。
お金も住まいもない状態になると、毎日の食費や寝る場所を確保するだけで精一杯になります。
役所に行く気力が出なかったり、必要な手続きがわからなかったりして、ひとりでは動き出せないこともあると思います。
筆者しかし、今振り返ると、もっと早く誰かに相談していれば、苦しい期間を短くできたかもしれません。
ネカフェ生活や車生活は、気持ちだけで抜け出そうとしても限界があります。生活保護の申請や住まい探しは、ひとりで抱え込まず、支援を受けながら進めることが大切です。
生活保護支援相談所リサーチでは、一都三県を中心に、住まいがなく生活にお困りの方からのご相談を受け付けています。
筆者主なサポート内容は、以下のとおりです。
- 生活保護申請に関する相談
- 役所への相談や申請準備のサポート
- 最短即日で入居可能な物件のご案内
- 食料支援など、生活を立て直すためのサポート
- 就職に向けた相談や日払い・週払いのお仕事紹介
「ネットカフェ代を払い続けるのが限界」
「住む場所がなく、今後どうすればいいかわからない」
「生活保護を受けたいけれど、ひとりで申請するのが不安」
このような状況の方は、まずはリサーチへご相談ください。
私も当時は、生活保護に対して抵抗がありました。それでも、制度を正しく知り、人に相談したことで、住まいを確保し、少しずつ生活を立て直すきっかけをつくれました。
ネカフェ生活から抜け出すために必要なのは、ひとりで我慢し続けることではありません。今の状況を誰かに伝え、使える支援につながることです。
電話・LINE・お問い合わせフォームから無料でご相談いただけます。
住まいや生活保護申請に不安がある方は、ひとりで抱え込まず、生活保護支援相談所リサーチへお気軽にご相談ください。



