「無職で家もないのに生活保護を申請していいの?」そう思っていませんか。
まず結論から言いますと、無職家無しでも生活保護を申請できます。
生活保護は暮らしに困っていれば誰でも使える権利です。
筆者無職や住む家がないからといって、生活保護の申請ができなくなることはありません。
私自身も、その日に寝る場所さえ決まらない時期がありました。
当時は相談窓口に行く勇気がなく、途方に暮れていた毎日の不安感をよく覚えています。
筆者まず大切なのは、住所がない状態でも生活保護の申請はできると知ることです。
それを知っているだけでも、不安な状況から抜け出すきっかけになります。
ここからは、住所がない場合にどこへ相談すればよいのか、書類が足りないときはどう考えればよいのかを見ていきましょう。
無職で家無しでも生活保護は申請できます|私も最初は不安でした

結論から言いますと、無職で家無しでも生活保護申請は出来ました。
実際私は、ネカフェ生活や車中泊を1年続けましたが最終的には最寄りの福祉事務所へ相談しました。
筆者そのおかげで家も見つかり、生活保護申請もすることができました。
家がない場合は焦ってしまう人も多いと思いますが、以下の2つのポイントを押さえてください。
家無しになったら焦らず以下の点をチェック!
- 今いる場所の福祉事務所に相談できる
- 書類が完璧にそろっていなくてもよい
私の体験談も交えて詳しく説明します。
住所がなくても「今いる場所」の福祉事務所に相談できる
住所がなくても、今あなたが寝泊まりしている地域の福祉事務所で生活保護の相談・申請ができます。
たとえば生活が以下のような場合です。
- ネットカフェや簡易宿泊所で生活
- 公園や路上で寝泊まり
- 車中泊生活
- 知人や友人の家を転々としている
私は過去に、結婚生活をしていた賃貸アパートを離れ別居生活を始めました。
当時、自分の住まいのためにもう一軒賃貸を借りる経済的余裕がなく、はじめはビジネスホテルを渡り歩き、お金がなくなってくると県内各地でネットカフェ生活、車生活をしていました。
離婚が決まってからも精神的、体の不調で仕事を続けられなくなり、大きな不安感の中で住まいのない生活が約1年続いたのです。
筆者最終的に、知人の助言もあって生活保護の申請にたどり着きました。
生活保護は住所がなくても申請が可能です。
私は結婚生活をしていた街の福祉事務所に行きましたが、現在あなたが県外にいる場合は、自身がいる地域の福祉事務所に相談できます。
住所がないから相談できないのではなく、住所がなければ早急な相談が必要です。
仕事に就けていない場合も、状況や不安な思いをまず窓口で相談しましょう。
書類がそろっていなくても申請できる場合がある
生活保護は、書類が全部そろっていなくても受け付けてもらえる場合があります。
筆者住む場所が不安定だと荷物や書類の管理がやりづらくなっていくものです。
私がアパートを出て転々としていた頃、生活必需品を含めアパートから運び出した最低限の荷物を、車に積んで生活をしていました。
そして必要になったものは結婚生活をしていたアパートに都度取りに行き、車に積む荷物がどんどん増えていく状態でした。
こういった不安定な生活を続けていると気持ちがすさみ、整理整頓に対する気持ちの余裕がなくなっていきます。
だからこそまずは生活保護を申請したいという思いを窓口ではっきり伝えて、気持ちを少しでも軽くすることが先決です。
筆者足りない書類は、後から用意をしても十分に間に合います。
細かい対応は地域によって違う場合もあります。
手元に何があり何が足りないのか、どのような書類が必要なのかを、福祉事務所の窓口で一緒に確認してもらいましょう。
私がネットカフェや車生活をしていた時に感じた不安

私はアパートを出た当初、約1か月間ホテル生活をしていました。
地方のよくある狭い街で部屋の窓から広がる眼下には、馴染みの景色と子供たちが住んでいるアパートが見えます。
筆者子供たちの近くでホテルにいる自分が情けなく、自分の生活がどうなってしまうのか分からず不安でいっぱいでした。
ホテル生活やその後のネットカフェ生活、そして車生活を余儀なくされた現実を、なかなか受け入れられなかった思いもあります。
体験は人それぞれです。
ただ、体験に伴う心の痛みや辛さは同じではないでしょうか。
今、辛い状況にいて似た気持ちを抱えている方もいらっしゃると思います。
だからこそ私の体験を知っていただき、生活を立て直すきっかけにしていただければ幸いです。
不安①このまま住む場所がない状態が続くのでは?
当時、ネットカフェに6時間1000円パックという格安のメニューがありました。
夜中の2時まで時間をつぶして入店し、朝8時にはお店を出る生活です。仕事を終えると銭湯に行き、また夜中の2時まで時間を待って入店します。
そのうち節約のため車生活になり、遅くまで営業している温浴施設の駐車場やパーキングのある公園などを転々としていました。
筆者車生活中にインフルエンザも発症して体力的にも限界に近い時期でした。
さらに離婚、精神的な不調、職業病ともいえる体の痛みが重なり、仕事を頑張りたくても続けられない状態になっていきます。
筆者住まいを借りたくてもお金がなく、明日のことを考える余裕すら失われていきました。
「持ち物を減らせないか」
「このままずっとこの生活なのか」
「明日は生活ができるのだろうか 」
と頭の中はこうした心配でいっぱいでした。
人生を立て直すためには、常に何かを気にしなくてよい毎日と一日が終わり戻れる住まい、そして安心して眠れる場所が必要です。
筆者お伝えしたいのは、住まいがない状態からでも抜け出す方法はあるということです。
不安②無職だと相談しても断られるのでは
無職だからといって、生活保護の相談や申請をあきらめる必要はありません。
筆者私自身も、無職の状態で誰かに相談することに強い引け目がありました。
「働いていない自分が助けてもらおうなんて、甘えているのではないか」
「窓口で責められたり、断られたりするのではないか」
そんな不安が頭から離れなかったのを覚えています。
筆者私が無職になった理由は、大きく2つありました。
1つは、長年の仕事で痛めていた体の不調が悪化し、働きたい気持ちはあっても思うように体を動かせなくなってしまったことです。
もう1つは、さまざまな事情が重なって精神的に追い込まれ、仕事へ「行きたくない」と感じる状態になってしまったことです。
当時の私は、その「行きたくない」という気持ちさえ、自分の甘えだと思っていました。
だからこそ、無職の自分が生活保護の相談をしても、助けてもらえるはずがないと感じていたのです。
しかし、無職になる理由は人それぞれです。
体調を崩して働けない人もいれば、家族の介護やサポートが必要な人もいます。頑張って働いていたけれど、会社都合や人間関係、病気などで職を失ってしまう人もいるでしょう。
筆者生活保護の窓口では、「無職」という状態だけで判断されるわけではありません。
現在の収入や資産、健康状態、住まいの有無、これまでの経緯などを含めて相談することができます。
大切なのは、無職であることを隠したり、一人で抱え込んだりしないことです。
無職で家無しの人が生活保護を受けられる主な条件

生活保護は暮らしに困っている人を支えるための制度ですが、誰でも無条件で受けられるわけではありません。いくつかの条件を満たしているかどうかで判断されます。
特に大切な条件は以下のとおりです。
- 収入や貯金、資産が「最低生活費」を下回っていること
- 家族や親族に頼れない事情があること
無職で家がない人も、生活保護の対象になる可能性があります。
仕事や住所があるかどうかだけではなくて、収入や貯金、資産、家族からの支援などを含めて今の生活を続けられるかが重要です。
生活保護は、世帯の収入が最低生活費に満たない場合に不足分を支える制度です。また、親族に相談しないと申請できないわけではありません。
収入・貯金・資産が最低生活費を下回っている
生活保護の対象は、1か月に使えるお金が国が定める「最低生活費」を下回っていることが条件のひとつです。
筆者収入だけではなくて貯金、車や家など売ってお金に変えられる資産があれば、生活費があるとみなされます。
これら全てを含めても最低生活費に満たない場合が、生活保護の対象となる可能性があります。
私は個人事業主として、フリーランスで仕事をしていました。
でも肉体的・精神的に働き続けることが難しく収入が減り続け、ネットカフェ生活や車生活を続けるしかありませんでした。
離婚が決まり一人になった時は、ほぼ収入がなかったため賃貸も解約したのです。
しかし、住まいがない状態では所持金はどんどん減っていきます。
ネットカフェ代や食費、温浴施設代などは基本的に毎日の出費です。
車中泊生活に切り替えても、真夏や真冬だと冷暖房をつけていないと一晩過ごすのは厳しく、移動含めたガソリン代もかなり負担でした。
「あと何日持ちこたえられるだろうか」と、不安と状況を変えられないもどかしさの中で、今思い返せば体も心も限界を迎える手前まで来ていたように感じます。
生活保護は、楽をするための制度ではなく、生活を立て直すために一旦支えてもらう制度です。
一人で抱え込まずに福祉事務所へ相談しましょう。
家族や親族に頼れない事情がある
生活保護では申請時に、親族へ援助の可否を確認する書類が届く場合があります。
これを扶養照会といい、親族から援助を受けられる場合は親族からの援助が優先されるのです。
しかし身内や家族に頼れない人もいます。
そもそも援助を断られるケースや、さまざまな家庭事情があります。
特別な事情がある場合は、照会を控えてもらえることもあります。
たとえば以下のようなケースです。
- 長く疎遠になっている
- 家庭不和で連絡を取りづらい
- DVや虐待に近い事情がある
- 親族も生活の余裕がない
当時、さまざまな誤解から私と母との関係は崩れていました。
結婚生活が難しくなり私は家を出たのですが、母がいる実家には戻らずネットカフェ生活・車生活をするようになったのです。
離婚をしていた私の場合は父は他界しており、援助が可能な親族は母だけでしたが支援を断られました。ある程度分かっていましたが、実際に断られた時は寂しかったです。
筆者でも、扶養照会で親族に援助を断られても申請が却下されることは基本的にありません。
私の場合も母に断られても生活を立て直せました。
誰にも頼れずにいるなら、ケースワーカーに事情を話せば身内に頼れない場合でも申請できる可能性があります。
生活保護を申請してから住まいを確保するまでの流れ

住まいがない・無職で金銭的不安が大きいなどの状態にいる時、何をどうやって手を付けていけばよいのか途方に暮れてしまうものです。
やることは、大きく分けると以下の二つだけです。
- 「途方に暮れている」ことを、今いる地域の福祉事務所に相談しに行く
- 住宅扶助の範囲で住む場所を探す
筆者無職で住まいがなくても、生活保護の申請はできます。
先に仕事や住所を決めようとするのではなく、まず今いる地域の福祉事務所へ「途方に暮れている」「今夜寝る場所にも困っている」と伝えに行くのが第一歩です。
流れを順に説明します。
①最初の一歩は、今あなたがいる地域の福祉事務所に相談すること
生活保護に関して、今いる地域の福祉事務所の窓口で相談できます。
住民票の場所よりも、「現在どこで生活に困っているのか」という点が優先されています。
例)
住民票は他県にあるものの現在は東京のネットカフェや知人宅、車などで生活している場合があります。
そのような場合、現在寝泊まりしている地域の福祉事務所に相談できます。
住まいがない状態では、住民票のある場所まで戻るお金や時間がないこともあります。そのため「住民票がある自治体へ行かないと申請できない」と考えると、支援につながるまでに時間がかかります。
私の場合は、地元県内で近隣の街を転々としながらネットカフェ生活、車生活をしていました。
車移動で時間的負担は少なかったのですが、地元の市役所には職員に知人がいるのもあり、少々気が引けて車生活をしていた街の福祉事務所に行きました。
筆者現在の状態や不安感を伝えて、気持ちが軽くなった感覚を鮮明に覚えています。
制度の基本的な説明を受けるなかで、自分が生活をしていきたい地域の希望も伝えておきましょう。
②住宅扶助の範囲で住まいを探す
生活保護を受けながらの住まいは、住宅扶助という仕組みで家賃が補助されます。
住む地域や世帯人数に応じて支給される住宅扶助の上限が定められているのです。
人は、安心して眠れる場所や生活の拠点となる場所を求めるので、住まいのない生活を送っていると気持ちが不安定になります。私自身も「とにかく早く住める場所がほしい」と強く思い焦っていました。
一人暮らしで借りられる部屋の大きさは、おおよそワンルームが目安です。ワンルームで気に入った物件を見つけたら、他の人に借りられる前に契約まで進めたい衝動にかられます。
しかし賃貸契約では家賃だけでなく、敷金や礼金などの初期費用や保証会社の審査条件、連帯保証人の有無などさまざまな確認が必要です。諸々の条件を確認しないまま勝手に物件を決めると後から契約できなかったり、生活保護の範囲で対応できない可能性があります。
筆者住宅扶助の上限範囲内だからと、アパートを一人で勝手に決めてくるのは避けましょう。
不動産会社にも生活保護を利用する予定の旨を伝えて、条件に合う物件を支援窓口や不動産会社と一緒に探していくのが確実です。
一人で申請するのが不安な時に知っておきたいこと

生活保護の申請に、複雑な思いをもって役所に向かう人も多いと思います。日常でよくある書類の申請にいくわけではないのです。
抱きやすい思いは以下のとおりです。
- 体験したことのない未知の領域に足を踏み入れる恐怖感
- なんでこうなったのかという思考の反復
- 辛さの中で頼れる存在に出会えた安心感
- もう苦しまなくてもいいかもしれないというわずかな希望
人は、自分が情けないと思う側面をあまり周りに見せたくないものです。
私は、フリーランスとして家庭生活を維持してきた自信が邪魔をして、苦しい状況を打ち明けることに強い抵抗感がありました。この場においても弱い部分を見せたくなかったのです。
生活保護は、生活を助けてもらう意味もありますが、生活を立て直して自分らしく生きるきっかけになります。
筆者可能な限り現状を説明して、生活保護の申請をしたい意思をはっきりと伝えてください。
相談だけだと、申請まで進まずに終わってしまう場合があるからです。窓口でうまく伝えられる自信がなければ、支援団体や福祉の専門家に同行してもらう方法があります。専門家が状況を整理してくれて、必要な言葉を補ってくれます。
住む場所がなく生活保護を考えている方はリサーチへご相談ください

無職で家がない状態が続くと、今夜の寝る場所、食事、所持金、今後の生活など、考えることが多すぎて一人では動けなくなってしまうことがあります。
生活保護支援相談所リサーチでは、一都三県を中心に、生活保護の相談と住まい探しをまとめてサポートしています。住所がない方、ネットカフェや車で寝泊まりしている方、所持金が少なく不安な方からのご相談も可能です。
生活保護の申請では、福祉事務所への相談、現在の生活状況の整理、住宅扶助の範囲に合う住まい探しなど、確認すべきことが多くあります。
リサーチでは、今の状況をうかがったうえで、必要な手続きや住まい探しを一つずつ整理しながら進めていきます。
また、リサーチでは公園での炊き出しやお弁当の提供も行っており、生活に困っている方からの相談を受け付けています。
住まいのこと、生活保護のこと、今後の生活のことを一人で抱え込む必要はありません。
今日泊まる場所がない方、ネットカフェ生活・車生活から抜け出したい方、生活保護と住まい探しを同時に相談したい方は、まずは無料でご相談ください。
電話・LINEから、今の状況をそのままお話しいただければ大丈夫です。



